こんにちは。シングルマザーとして働きながら子育てに奮闘している私ですが、ある時ふと思いました。
「このままで将来大丈夫なのかな?」
「子どもの進学費用、老後の資金、自分の保険ってちゃんと備えられてる?」
漠然としたお金の不安が、日々の生活の中にじわじわと広がっていたのです。
そんな中で出会ったのが、ファイナンシャルプランナー(FP)3級という資格。
お金に関する正しい知識を持って、計画的に暮らしていきたい――そんな思いで勉強を始めました。
今回は、FP3級で学んだことや、シングルマザーが家計管理をする上で押さえておきたいポイントについて、実体験を交えてお話しします。
「なんとなく不安」だったお金のこと
正社員として仕事をして、何とか生活はできている。けれども、
- 教育費ってどれくらいかかるの?
- 保険は入りすぎ?足りない?
- 万が一働けなくなったらどうなる?
- 老後の生活資金っていくら必要?
…と、将来のお金に関しては「なんとなく心配だけど、よく分からない」が正直なところでした。
調べようにも、ネット上には情報が溢れていて、何が自分に必要か判断がつかない。
だったら、「自分で学んで、使える知識を身につけよう!」と一念発起して、FP3級に挑戦しました。
FP3級ってどんな資格?
FP3級は、「お金の基本」が広く学べる国家資格です。
生活に身近な6つの分野を、バランスよく学ぶことができます。
主な学習分野は以下の6つ:
- ライフプランニングと資金計画
⇒ 人生に必要なお金の計画、年金制度、ライフイベント表の作り方など - リスク管理(保険)
⇒ 医療保険、生命保険、火災保険などの基礎と選び方 - 金融資産運用
⇒ 預金、投資信託、株式など、お金の増やし方の初歩 - タックスプランニング
⇒ 所得税の仕組み、控除制度、年末調整など - 不動産
⇒ 住宅ローン、購入・賃貸の判断材料など - 相続・事業承継
⇒ 相続税の仕組み、遺言、法定相続人の考え方など
どの分野も、私たちの暮らしに密接に関わっていて、学べば学ぶほど「知らないって、もったいない!」と痛感しました。
家計管理で大切だと感じた5つのポイント
FP3級の勉強を通して、私が実生活でとても役立ったと感じた家計管理のポイントを紹介します。
1. 【お金の流れを“見える化”することが最優先】
毎月の収支を「感覚」で把握している人は多いですが、実際に数字で見えるようにすると、無駄や偏りがはっきり見えてきます。
- 家計簿アプリ(私は「マネーフォワード ME」を使用)を活用
- 固定費/変動費を区別して一覧にする
- 「なんとなく使ってたお金」が見えてくる
特に**固定費(通信費・保険・サブスクなど)**の見直しは、大きな節約につながります。
2. 【貯金は“目的別”に分けると続けやすい】
「とにかく貯める」ではなく、「何のために、いつまでに、いくら必要か」を明確にすると、モチベーションが変わります。
たとえば:
- 教育費:18歳までに200万円
- 緊急用:生活費3ヶ月分
- 老後:会社の確定拠出年金とNISAで
目的別に口座を分けることで、使っていいお金・使ってはいけないお金が明確になりました。
3. 【備える力=保険や公的制度を理解すること】
保険って「とりあえず入っておくもの」だと思っていませんか?
私は、過去に見直さずに入りっぱなしだった保険を、FPの勉強を機に整理しました。
また、ひとり親家庭が利用できる公的制度も要チェックです。
- 児童扶養手当
- ひとり親控除
- 就学援助制度
- 医療費助成
正しく知って、きちんと活用することで、「足りない分を保険で補う」考え方ができるようになりました。
4. 【“働けなくなった時”を想定しておく】
ケガや病気、介護などで働けなくなった場合の備えも大切です。
- 傷病手当金
- 労災保険
- 民間の就業不能保険
「働ける前提」の家計設計ではなく、「もし働けなくなったらどうするか?」を想像することも、シングルマザーにとって重要な視点だと思いました。
5. 【老後資金と年金の仕組みを早めに理解する】
「老後資金は2,000万円必要」といった話に不安を感じていた私ですが、
年金の仕組みを正しく知ることで、漠然とした不安が現実的な計画に変わりました。
- 年金ネットで将来受け取れる金額を確認
- iDeCoや積立NISAで“時間を味方にする”
- 少額でも「将来の自分への給料」として積み立てる
老後はまだ先、ではなく、「今から少しずつ備える」ことがとても大切です。
おわりに:学んだ知識が“心の安心”につながる
FP3級を取得して、資格そのものよりも「知識を持ったこと」が一番の収穫でした。
家計に“なんとなく不安”を感じていた私が、「こうしていけばいいんだ」と自信を持てるようになったのです。
家計管理は、節約だけではありません。
「お金を味方にして、安心して暮らすための知恵」なのだと、今では思います。
これからも、シングルマザーとして、子どもと私自身の未来のために、学び続けていきたいと思います。
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